アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、ハウスダストやダニなどが抗原となり、一年中鼻炎が起こる「通年性アレルギー性鼻炎」とスギやヒノキなどの花粉などのような一定の時期だけ症状が出る「季節性アレルギー性鼻炎」があります。
花粉症は花粉が原因で起こる季節性のアレルギー性鼻炎です。
従来、小児では花粉症は少ないと言われてきましたが、近年はスギ花粉をはじめ、花粉症が増加傾向にあります。
アレルギー性鼻炎は決して侮れないアレルギー疾患です。アレルギー性鼻炎の状態により、副鼻腔炎や滲出性中耳炎を合併しやくなり、喘息の病態に影響を及ぼすことも少なくありません。
また、アレルギー性鼻炎が良くなる割合は必ずしも高くなく、長期にわたって患者さんを苦しめる可能性があります。
アレルギー性鼻炎の症状と治療
症状
アレルギー性鼻炎の主な症状はくしゃみ・鼻水・鼻づまりです。
のどの違和感や目のかゆみを伴うこともあります。
治療
アレルギー性鼻炎の症状に合わせて、飲み薬、点鼻薬、目や皮膚にも症状があれば点眼薬や塗り薬などを処方いたします。
お薬は目的や効果を十分に説明したうえで、保護者の方とお子さん自身のご希望を考慮して処方いたします。
当院では、スギ花粉症、ダニアレルギーの舌下免疫療法を実施しています。
舌下免疫療法はどこでも実施できるわけではなく、舌下免疫療法の専門の講習を受講・登録を完了し、舌下免疫療法実施施設に認定されているクリニックでしか治療できません。保険診療で実施できるので、薬が効きにくい方や、薬の副作用が気になる方、学校や習い事で忙しく、十分に通院できない方などにオススメしています。
ご家庭で気をつけていただきたいこと
日常生活の中で体に侵入するアレルギーの原因物質(アレルゲン)の量を減らすことで、
アレルギー性鼻炎の症状を軽くする効果が期待できます。
室内のダニの除去
室内ダニが原因の倍は、室内ダニが生息しにくい清潔な環境をつくることが大事です。
こまめに掃除機をかけ、ベッドのマット、布団、枕にダニを通さないようなカバーをかけるようにしましょう。
スギ花粉の回避
スギ花粉がアレルゲンの場合は、花粉情報に注意し、花粉の飛散が多い時はできるだけ外出を控えましょう。
また、外出する際は、マスクを着用するようにしましょう。
ペット対策
ペットの飼育環境を整えましょう。
ペットを飼うときは、体を清潔に保ち定期的にシャンプーを実施しましょう。
ダニ対策のために、ペット用の駆除薬や予防薬が効果的です。
小児のアレルギー性鼻炎でお悩みの方へ
小児のアレルギー性鼻炎の発症は低年齢化が進行しています。
小児のアレルギー性鼻炎は副鼻腔炎や滲出性中耳炎を合併することもあるため、早めの治療が大事です。
お子さんでくしゃみ、鼻水、鼻づまりなど、気にある症状でお悩みのときは、当院までご相談ください。
CLINIC INFO
診療時間 ※10月16日まで
木曜日、土曜日午後、日曜日、祝日
予防接種、乳幼児健診
予約は電話や窓口以外に一部WEB予約も承ります。
木曜日、土曜日午後、日曜日、祝日
さいたま市 西区 小児科・アレルギー科 澤田こどもクリニック
〒331-0052
埼玉県さいたま市西区三橋6丁目1043
交通アクセス
- JR「大宮」駅下車
東武バス61番「大宮西警察署前」下車1分
駐車場18台